【 2015 遠州サーフトーナメント春季大会 優勝者 レポート 】
(レポート 原文のまま)
皆様、大会当日はお疲れ様でした。
マドネスのテスターをさせていただいておりますパッチjr こと 橋本康宏です。
当日の事や それまでのことをレポートさせていただきます。
2014年の秋の大会では、プラン的にも思惑通りに進み、入ったエリアも間違いなかったのですが、
本番当日に釣り方を見つけたという感じがあり、もう少しそのエリアにハマる釣りを前もって突き詰めておけばよかった、という思いがありました。
もちろんプラの段階でも本番でも、その日その場所で対応していけばいいのですが、大会というのは気合いも入りますし、「これなら勝てる」と確信を持って挑みたいという気持ちもあったので、今大会に向けて集中的にサーフに通っていました。
色々と試したうえで場所なども決まり、もし第一候補がダメだった場合のサブも考え、大会当日のプランを練ってきました。細かく丁寧にやった分、自信が持てる状態でした。
しかし、タイミング悪く台風6号が発生し、続いて7号までも。大会近くまで台風6号の影響が出ていましたが、ある程度は持ち直してくると予想していました。
ずっと追っていたポイントは魚の戻りも早いと予測していたので、それほど不安要素はありません。
大会で勝つことを望むのであれば、少々渋い状況の方が優勝は狙いやすくなります。
大会当日。天候が不安定だったこともあり海況が心配です。
会場からでも激しく波が当たる音が聞こえ非常に嫌な予感です。多少渋いくらいの状況の方がいいと思っていましたが、これだと釣りすらできないんじゃないかという不安がよぎります。
開会式も終わり、いざ釣り場へ!到着して準備をしていると一般のアングラーがきます。
普通であればすぐに釣りの支度のはずが(場所取りもあるので)そのまま海の様子を見にいきます。すぐに車に戻り他へ向かうようです。そして僕も海とご対面。
「あーあ」といった感じ(笑)一応ルアーを投げますが、海にも近づけない状況です。
けっこう時間をかけて用意してきた事を、一瞬で潰されたような気分です。
天気には勝てませんね。
それでももう大会はスタートしていますし、泣いても笑っても今日が本番。
荒れることも予想できていたので、その状況を受け止めて対応していくしかありません。
潮位はまだ高い状況なので、下がってくればできないことはないかと踏んで待機します。
その間他のポイントを見に行くことに。
ちょっと移動しただけなのにど茶濁りだったり、さらに波が高かったりで、アクションを起こすごとに魚が遠ざかっていく感覚でした。
ある程度潮位が下がっただろうというところで最初のポイントへ。
多少落ち着いてはいるもののやはり厳しい感じです。
このままここでやりきるべきか、もっと動いて探すべきなのか(時間もないし他のポイントの海況がわからない)難しい選択を迫られます。
時間はどんどん過ぎていきます。
タイド的にも終了間際が良さそうで、そのタイミングにここならやり切れると思える場所に入っていたいということで、賭けですが場所を動く事に。
途中、数箇所見て回りながら最後に行き
着いたのは同笠海岸。
会場から近いので少しでも長く竿を振れます。
それでもゴミ拾いや片付けの時間などを入れると残り1時間弱。まだ少し余裕があります。
潮位も下がっているし、波も他より穏やかで水の色もいい感じ。
シーバスをキャッチしている方もいて、明け方はけっこう荒れていたようです。
アングラーは集中していてプレッシャーも高そうです。
良さそうなポイントがちょうど空いています。
シリテンジグの30グラムからスタート。
分かりやすい地形ですし、恐らく叩かれた後だと思いますが、ここからがシリテンジグの真骨頂です。
しかし波の押しが強く、流れも強く出ていたので、ルアーを少しコントロールしにくいため40グラムに変えます。
カラーはゴールドレインボー。
流れに乗せるようにゆっくりと操作します。
すると開始早々のヒット!
丁寧にファイトしてランディング。
なんとかキーパーある!
あきらめずにしつこくもがいていたらツキが向いてきたようです。
安堵感にとりあえず浸りますが、ここまで引っ張ってきたなら後は狙うしかない!ということで
カラーをブルピンにチェンジし、なんとかもう一枚キャッチできました。
メンタル面でも色々と勉強になり、思い出に残るいい一日になりました。
ありがとうございました。
【 春大会 WIN Hit Lure シリテンジグの使い方 】
シリテンジグの使い方を知りたいと、たくさんの方から質問をいただいています
。
ありがとうございます。
この場をお借りして説明させていただきます。
シリテンジグを使ってヒラメを狙う場合、とにかくゆっくり、というのがキモになります。
ウエイトをシリコンで包んであるルアーで、波動やサイレント性など特徴が色々あるのですが、注目したいのは水噛みの良さです。
逆にすぐ浮き上がってしまうとも言えます。
そこをうまく利用してあげるのがヒラメを狙う上で大事なポイントです。
風と流れが同調している状況であれば、ラインを風に乗せてあげるだけでリールを巻かなくてもシリテンジグは泳ぎます。
いわゆるウインドドリフトですね。
沖から岸に向かう軌道に反応しない魚に効きますし、遠州のからっ風と言われる風の強い地域ですので試してみて下さい。
具体的な使い方ですが、ただ巻きする際でも、巻くスピードは極めてゆっくりで大丈夫です。
ヒラメの活性が高ければそのまま巻き続けてもいいのですが、活性が低い場合は、たまにハンドルを止めて底を取り直します。
ストップアンドゴーです。
例えばハンドルを5、6回巻いたら止めて、ゆっくり巻いての繰り返しです。巻く回数は色々と試してください。
そして最近かなり反応が良く、大会中でも魚を釣った使い方がリフトアンドフォールです。
僕と親父の間では、釣れ方の意思疎通を簡単にするために、スローアップなどとかっこよく名前をつけて呼んでいますが、これが非常に良く効いています。(すいません、できれば内緒にしたいくらい)
普通、ジグを使う際イメージできるのがリズミカルにシャクッてフォール。シャクッて誘ってフォールで食わすといった感じですね。
僕がシリテンジグでやっているのは、誘いと喰わせが同じロッドアクションのなかに両立しています。
つまりリフトさせている最中にもバイトが出ますし、フォールでもバイトが出る、一動作のなかにバイトチャンスが2回ある訳です。
やり方ですが、リフトさせる際これでもかこれでもかというくらいゆっくりと竿を上げます。
竿が地面と平行にある状態から真上までもっていくスピードは4秒くらいでしょうか
。状況にもよりますが、非常にゆっくりだと分かっていただけると思います。
そして、少しラインスラックを出してフォールさせ、また最初の動作に移ります。
傍から見ればワームを使っているようにも見えると思います。
シリコンの水噛みの良さからくるシリテンジグならではの使い方ともいえます。
今大会で釣った魚は、ゆっくりリフトさせている最中にバイトが出ています。
フォール中にもバイトが出ますので気をつけてください。
かなり具体的に書きましたが、ロッドをどう動かすというよりもルアーがどう動いているかということに意識していただくといいと思います。
シリテンジグでヒラメを狙う際には、ぜひとも試していただきたいと思います。
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